広瀬すずと嵐の櫻井翔がダブル主演を務める日本テレビ系連続ドラマ「ネメシス」(日曜午後10時30分)第2話が18日、放送され、視聴率が9・5%(関東地区世帯)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は、11・4%だった。

同作は、櫻井演じるポンコツ探偵・風真尚希と広瀬演じる天才すぎる助手・美神アンナの凸凹バディが、超難解な事件を次々と解決していくミステリー。

広瀬は19年NHK連続テレビ小説「なつぞら」以来、櫻井は嵐の活動休止後初となる連続ドラマ出演で、注目が集まっている。2人は、18年の映画「ラプラスの魔女」、同年「第69回NHK紅白歌合戦」の司会に続き3度目のタッグを組む。

第2話で、風真と美神の探偵事務所「ネメシス」の元には、全国から続々と依頼が舞い込んできた。そんな時、事務所のドアをたたいたのはかわいらしい中学生・神谷節子(田牧そら)だった。児童養護施設「あかぼしの家」で共に育ったたった1人の兄・神谷樹(窪塚愛流)が、1週間前から音信不通になってしまい、その行方を捜してほしいという依頼だった。早速、樹の足取りをたどる3人は、ラッパーを目指していた樹がよく出入りしていたクラブ「P.O.P」へ向かった。そこで出会ったのはフレンドリーで気のいいラッパーたちだった。オーナーの阿久津(渡辺大知)や、スタッフの木嶋(般若)らを前に、なぜかアンナも即興でラップを披露し一同大盛り上がりをみせた。だがそこで彼らから知らされたのは、樹が凶悪な特殊詐欺(いわゆる、振り込め詐欺)集団に関わっていたという衝撃の事実だった。

1話で依頼人として登場した黄以子(大島優子)が早くもチームネメシスの一員となり捜索に協力する他、風真とは古い付き合いらしいすご腕の道具屋・星憲章(上田竜也)も2話から登場。一人ずつ、チームネメシスの仲間が増えていった。

ネメシスの大黒柱で年中金欠の栗田一秋(江口洋介)が、このお金にならなそうな依頼を快く引き受けたのは、“20年前の事件=アンナの父・始(仲村トオル)失踪の謎”が大きく絡んでいるようだった。そして、唐突に登場する回想シーンでは、始のかつての同僚の神田水帆(真木よう子)と、謎の美女=芽衣子(山崎紘菜)が、何者かに車で追われている様子が描かれた。