男女4人組バンド「緑黄色社会」が20日、無観客配信ライブ「奏でた音の行方 vol.5」を開催した。約1万5000人が視聴する中、約45分で、初披露の「ずっとずっとずっと」をはじめ、全6曲を歌唱した。

ライブは某スタジオから、第93回選抜高校野球大会、毎日放送(MBS)の公式テーマソング「たとえたとえ」で幕を開けた。ボーカル長屋晴子は「5回目も、皆さんと楽しい時間にできたらと思います!」と笑顔で呼び掛けた。

同ライブは、YouTubeで生配信された。MCでは「鳥肌やばい!」「歌声が神」など、パフォーマンスを絶賛するチャットを読み上げる一幕も。長屋は「携帯でメッセージが見られて、離れていてもつながれる良い時代になったなーって思うんだよね。すごくすてきな時代になったなーって」と、感慨深い表情を浮かべた。

そして「なかなか面と向かって会うのが難しい中、ちゃんと繋がっていればまた会えるんだよいという歌です」と話し、3曲目「結証」へ。

この日披露した6曲は、全曲タイアップ実績がある豪華なセットリスト。5曲目には、TVCM初出演となった「アサヒスーパードライ ザ・クール」のCMソング「ずっとずっとずっと」を初披露し、同曲の配信が6月4日に決定したことも発表された。ラストには、ストリーミングやMusicVideo等の総再生回数が1億回を突破し、同バンドの代表曲となっている「Mela!」を披露した。

23日から、全国8都市でのホールツアー「リョクシャ化計画2021」が始まる。長屋は「全国ツアーが始まりますので、待っててもらえたら。今日は、見てくださってありがとうございました。また、どこかでお会いしましょう」と力を込めた。

同バンドは、愛知県出身男女4人組。愛称は“リョクシャカ”。高校の同級生だったボーカル長屋晴子、ギター小林壱誓、キーボードpeppeと、小林の幼なじみで、ベースの穴見真吾によって2012年結成された。13年より、活動を本格化させ、以降、音楽チャートで1位や、多くのCM、アニメ、ドラマ等とタイアップを果たすなど、人気を集めている実力派バンド。

長屋の透明かつ力強い歌声と、個性の異なるメンバー全員が作曲に携わることにより生まれる楽曲が、同世代の支持を多く集めている。