韓国の男性7人組ヒップホップグループ、BTS(防弾少年団)が21日、最新デジタルシングル「Butter」をリリースし、オンラインでグローバル記者会見を開いた。

同曲は、全世界で人気を博している「Dynamite」に次ぐ、2曲目の英語楽曲。曲名にちなみ、J-HOPE(27)は「バター色(黄色)の髪になりました(笑い)バターの入ったキムチチャーハンを食べました」と話し、笑いを誘った。

昨年、肩の手術を受け治療中だったSUGA(28)は「こうやってお会いするのがすごく緊張します。肩のリハビリを一生懸命やりました。今も行っています。多くの方が心配してくれたおかげで、早く良くなっている状況です」と、話した。

「Butter」は、ダンスポップベースで、楽しい雰囲気のサマーソング。JUNGKOOK(23)は「さわやかな感じのするダンスポップの曲です。メロディーも1回聞いたら忘れられない曲ですし、パフォーマンスも何回もみたくなる曲になっています」とアピールした。

JIMIN(25)は「大変聞きやすい曲を準備しようと思ってつくりました。大げさなメッセージというより、『バターのように滑らかにとけ込んで、君をとりこにする』など、かわいらしい歌だと思っていただけたら。バターらしくかわいかったり、少しおちゃめだったり、カリスマ性もあったりするという、さまざまな魅力を盛り込もうとしました。一生懸命準備しました」と誇った。

ミュージックビデオ(MV)は、解禁から2時間で3000万回を突破している。J-HOPEは「投げキッスや、髪をかき上げるのがポイントになっています。これまでご覧になったBTSのエネルギッシュな姿もみられます。ユニットの振り付けも魅力があるので注目してください」と見どころを説明した。

V(25)は「メンバーがエレベーターのセットの中で、各自、自分の感じるままに踊るシーンがあります。即興で作ったダンスなので、ご注目ください」と、裏話を明かした。

MVでは、ファンの通称「ARMY」を体で表現する場面も。JIN(28)は「体でARMYを表現して、ARMYに対する愛も込めました」と話した。

「Dynamite」は、第63回グラミー賞にノミネートされたが、惜しくも受賞を逃した。「Butter」で受賞を狙うのか問われ、SUGAは「ないとは言えません。当然、グラミー賞を受賞したい気持ちは今もありますし、バターでもう1回、挑戦したいという思いはあります。そして、良い結果が得られたらいいなと思います」。

リーダーのRM(26)は「本当にたくさんの方が気になっているように、グラミー賞ももちろん念頭に置いています。最善を尽くして挑戦したいと思います」と力を込めた。

今年の活動について、RMは「詳しく言えませんが、バターの活動に集中する予定です。2021年を代表するサマーソングとして、バターが愛されればと思います。今は状況が状況なだけに、もう少し近くでお会いできるように、いろいろなことを準備していますので、是非、ご期待ください」と、呼び掛けた。

同曲は、23日の「ビルボード・ミュージック・アワード」で初披露される。