関西ジャニーズJr.のユニット、Aぇ!groupの正門良規(24)が27日、東京・グローブ座で単独初主演舞台「染、色」(29日~6月20日まで同所、6月24~30日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ)の取材会に出席した。

同作はNEWS加藤シゲアキ(33)が舞台初脚本を務める。加藤の短編小説集「傘をもたない蟻たちは」に収録された「染色」を舞台化。正門演じる美大生のリアルな日常と葛藤を描く青春物語だ。

昨年公開が中止となり、1年を経て公開となる。正門は「1年越しに直接お客さんに伝えるということで、めちゃくちゃ気持ちが出ています」と意気込んだ。舞台初単独主演について「めちゃくちゃ緊張してます。去年できなかった分、この1年間で楽しみと期待が高まってきた。ほどよくいろんな感情があります」と爽やかな表情で答えた。

ジャニーズの先輩、加藤の脚本であることに安心感があるのでは、と聞かれると「逆にすごくプレッシャーですよ。初めてお話いただいた時もビビりまくりでした」と告白。

それを受けて加藤は「きっとプレッシャーですよね。むずかしい役なので簡単ではないと思います。でも正門に合わせるのは逆に失礼だと思ったので、僕も遠慮なく書かせてもらいました」。そして「稽古場で気をつかって最初は遠くに座ってたんですけど、正門から真ん中にいてくださいと言われた。僕は本番さながらのプレッシャーを与える役割だと思った」とエピソードを披露した。最後には「どんどん成長して行ってくれて、たくましい。初舞台なのに堂々としているなと感じている」と期待を込めた。

共演する女優の三浦透子(24)は正門の印象について「真面目で誠実。でも、しっかりしてるのかなと思いきや、ところどころ、ぬけているところがあって、稽古場が笑いに包まれる」と明かした。

正門は「スタッフさん、キャストさんの全員でまずは千秋楽を迎えるという目標をかなえたい。見に来てくださる方々に作品を楽しんでもらえるようにしたい。頑張ります」と力強く語った。