KAT-TUNが28日、横浜・ぴあアリーナMMで、15周年記念ツアーの横浜公演を開催した。3月からスタートした約1年半ぶりの有観客ツアーで、久々にファンと対面。デビュー時からメンバー数は半分になったが、「奇跡に近い」と15周年の感謝を口にした。

序盤の「Real Face#2」で、火柱があがるステージで熱唱した。中丸雄一(37)は「皆さんお久しぶりです! ついに始まる15周年ライブ、はしゃいで行こうぜ!」と呼び掛けた。亀梨和也(35)は「声出せない分、思い切り心と体で感じてくれ!」と絶叫した。収容1万人の会場に5000人集まったファンは、拍手やうちわの動きで喜びを表現した。

06年に6人組でデビュー。上田竜也(37)は「いろんなことがあったので、正直どうなるのかと思ったこともあった。こうして15周年に3人でステージに立てるのは、ある意味奇跡に近いと思う。言葉には出さないけど、心の奥底でのメンバー同士の絆は変わっていないと思う」と話した。3人体制になった16年からは2年弱の充電期間も経験。中丸は「普通に考えて(ファンとしては)3人になったら『もういいんじゃない』って考えもあると思う。充電期間の後、それでも求めてもらっているんだなというのを実感して、より感謝しました」と伝えた。【横山慧】