仲間由紀恵(41)が29日、都内で行われた「第7回Women of Excellence Awards」授賞式に出席し、子育てに奮闘する日々を語った。

プロフェッショナルとして実績を重ね、後進の模範として道を切り開く女性に贈られる賞。仲間はスペシャリスト部門での受賞となった。

黒のドレスで登壇した仲間は、トロフィーと記念品を受け取ると「女性の憧れの賞をいただき、光栄と同時に驚きでいっぱいです」と笑顔。15歳で上京し、仕事に奮闘した20、30代を振り返りながら「最近は子育てと仕事の両立に挑戦中です。賞を励みに自分らしく頑張っていきたい」と話した。

授賞式では、ビジネス部門で受賞した映画監督の河瀬直美氏(51)とトーク。18年に双子の男児を出産しており、河瀬監督から「双子なんですよね。すごい」と声を掛けられると、仲間は「その分の楽しみはあるのかな。最近は2人で遊んでくれるので、家のことができる。成長と共にまた変わってくるのかな」。女優、母として忙しく過ごし「最近は落ち着いてきましたが、家を出る直前まで顔も洗っていなかったということもありました」と苦笑した。

午前3時に起床し、自分のために使う時間が「ごほうび」といい「仕事柄早起きは得意なので、子供たちが起きてくるまでの時間が自分の時間。眠い時もあるけれど、今日は疲れてもいいなという日は、ゆっくり顔の手入れをしたり本を読んだり、自分だけのことを考える時間にしています」と語った。仕事と家庭の両立に奮闘する同じ立場の女性には「周りに助けてもらいながら、一緒に頑張っていきましょう」と呼び掛けた。

東京五輪・パラリンピックの公式映画の監督を務める河瀬氏は、今の日本を映画で切り取り「公式映画監督として、日本そのものを見つめている」。また「パンデミックで世界は転換期を迎えていて、ジェンダー平等が言われる中、日本は遅れている。女性が女性らしく、その輝きを次に導いていく、そんな日本人女性として活動していきたい」と話した。