劇団四季ミュージカル「アナと雪の女王」(6月24日開幕、東京・四季劇場「春」)のチケット発売が30日、スタートした。初日の販売枚数が23万9000枚を超え、劇団史上最高記録となったことが分かった。

販売されたのは、6月24日~12月31日までの約6カ月、計178公演分の25万7000席。販売率は約93%で、これまでの記録だった15年の「アラジン」東京公演(21・4万枚、販売率約90%)を超え、歴代1位となった。

人気を受け、四季では6カ月分の延長公演を決めた。22年1月1日~同6月30日まで、151公演分を追加する。これにより、「アナ雪」の公演期間は約12カ月、総公演回数は329回となる。

吉田智誉樹社長は、前日(29日)のけいこ場取材会でファンクラブ先行予約の時点の手応えを語り「コロナ禍においてこれだけ多くの人がこの作品に期待を寄せてくださり、責任の重さに身が震える思い。自粛自粛の中、劇場であたたかい愛に包まれリフレッシュしていただきたい」と話していた。

◆劇団四季の初日販売枚数歴代上位5作品

1位 21年「アナと雪の女王」東京公演(23万9000枚、販売率約93%)

2位 15年「アラジン」東京公演(21・4万枚、販売率約90%)

3位 95年「美女と野獣」東京公演(19・6万枚、販売率約78%)

4位 98年「ライオンキング」東京公演(18万枚、販売率約73%)

5位 04年「キャッツ」東京公演(17万枚、販売率約79%)