藤原竜也(39)松山ケンイチ(36)が、来年公開の映画「ノイズ」(廣木隆一監督)でダブル主演を務めることが1日、分かった。

原作は、筒井哲也氏が17年から20年まで集英社「グランドジャンプ」で連載していた同名コミック。“死体を隠しきれるか”という、予測不能なサスペンスミステリーで、藤原は、元受刑者のサイコキラーを殺してしまう泉圭太を演じる。松山は、圭太の殺人を隠蔽(いんぺい)すべく死体隠しに協力する幼なじみの染田辺純を演じる。

2人は、2006年に公開された映画「デスノート」以来、15年ぶりの共演。「デスノート」は、名前を書いた人間を死なせることができるという“死神ノート”を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作り上げようとする夜神月(藤原)と、世界一の名探偵・L(松山)たちによる頭脳戦を描いた物語で、“ライバル”関係の役をそれぞれ演じた。

「ノイズ」では、死体を隠すために協力し合う“共犯”という反対の役を演じる。

藤原は松山について「芝居にしても、仕事への姿勢にしても、頼りがいのある役者」と絶賛した。松山は「改めて演技の暴力に打ちのめされました」と圧倒された様子。2人は同じ事務所でもある。幼なじみの役設定に、藤原は「長年の付き合いがあるからこそ出せる独特な空気感を見せられたら」と力を込めた。