歌舞伎俳優市川海老蔵(43)が20日、長女市川ぼたん(9)長男堀越勸玄君(8)と、長野・志賀高原で、植樹プロジェクト「ABMORI(えびもり)」に参加し、県内参加者、地元小学生、高校生ら計500人で約4000本の植樹を行った。

14年に始まった同プロジェクトは今年で7回目。昨年はコロナ禍で開催できず、2年ぶりの開催となった。海老蔵は「長野の空気はやはりすばらしいと感じました。日本全体、世界全体にもっとこのような環境を、少年、少女たち、孫、ひ孫の世代にまで残していくことが、この世代の人たちがやらなくてはいけないこと。希望の種を、希望の苗を植えて、何か夢を皆さんと一緒に植えることができれば」とあいさつした。

妻小林麻央さん(享年34)が、キャスター時代に取材した植樹活動の専門家を海老蔵に紹介したことがきっかけで始まったプロジェクト。海老蔵は「最初に来たときは勸玄が1歳に満たない時で麻央に抱っこされ、ぼたんは私が手を握ってきたというのが第1回の思い出です」と振り返り「植樹した木が育っているのと同時に、子どもたちの成長を見ていけるのが、ある意味ふるさと。この時期に長野県を訪れて植樹をすることが、この時期のふるさとだという感覚に変わってきました」と話した。

ぼたんは「また次の年に来る時に大きくなっていてほしいなと思って植えています」と話し、勸玄君は「頑張って育ってね! と話しかけるように(植えています)」と、植樹への気持ちを話した。