俳優鈴鹿央士(21)が17日、東京・キネカ大森で、初単独主演映画「星空のむこうの国」(小中和哉監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

パラレルワールドに生きる少年少女のSF青春ラブストーリー。1986年(昭61)に小中監督が発表した同名長編映画のセルフリメーク作となる。86年版の公開は35年前。鈴鹿は35年後の自分について「56歳。いい父親になっていたい」と話した。また「もっと渋さが欲しい。35年後もこの顔だったら…今は3歳から変わっていない」とベビーフェースを気にした様子を見せたが、小中監督から「40歳から急にくるから」とフォローされ「辛抱ですね」と笑った。

SF要素のある同作にちなみ、理想の世界について話すと「バブルみたいな世界に行きたい。みんな前を向いて、いけるぞというモチベーションで楽しそう」。ヒロインを演じた秋田汐梨(18)は「夜が長い世界。寝るのが好きなので、最低10時間は毎日寝たいんです。本当は12時間くらい寝たい」と語った。lol佐藤友祐(25)は「言葉が共通な世界。外国の人としゃべりたい。みんな同じ言葉なら隔たりもないのかな」と理想を話した。

86年版に主演し、今作ではヒロインの母を演じた有森也実(53)も登壇。「35年たってここにいられる喜びを感じています」と語った。