世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭授賞式が17日(日本時間18日)フランスで開かれ、濱口竜介監督(42)が映画「ドライブ・マイ・カー」(8月20日公開)で、共同脚本の大江崇允氏とともに脚本賞を受賞した。日本映画の同賞受賞は、史上初の快挙となった。

劇中で俳優の高槻耕史を演じた岡田将生(31)は「濱口監督、カンヌ国際映画祭脚本賞受賞、本当におめでとうございます。そしてこの作品に関わった皆さん、本当におめでとうございます。こんな幸せなことがあっていいんでしょうか」と喜んだ。その上で「監督の作品の現場で過ごさせて頂いた日々は宝物です。この映画が世界の方々に通じた事が何よりも幸せです。早くスタッフキャストとこの気持ちを分かち合いたいです。そして、日本の方々にもこの映画をスクリーンでぜひ見て頂きたいです。この映画は僕にとって本当に宝物です」と感激した。

岡田は劇中で、主演の西島秀俊(50)演じる舞台俳優で演出家の家福(かふく)悠介の妻音と近しい俳優の役どころを演じた。音を演じた霧島れいか(48)はカンヌ映画祭の公式上映や会見に参加したが、西島と岡田は仕事の都合で参加できなかった。