女優の松本まりか(36)が、21年ぶりに共演した俳優の山田孝之(37)と交わした会話の内容を明かし、「オトナになるほど心は美しくなってゆけるものだと、私も信じています」と思いをつづった。

松本は1日、インスタグラムを更新し、自身が出演した2000年放送のNHKドラマ「六番目の小夜子」が再放送されたことに触れ、「初めてのオーディション。私にとってはデビュー作となったドラマ『六番目の小夜子』中学三年生で、初めての仕事、大人の世界。何より演じることの面白さに取り憑かれたこの作品。ここから私の人生が始まるんだと、暗がりの朝、湧き出る希望を胸に、凍てつく真冬のNHKに通った日々が私の原風景です」と当時を振り返り、「この作品がなければ私は女優になりたいと思わなかったし、見向きもされなかったとしても、21年演じることをやめさせないでもらえた、私の情熱の発端、情熱の泉です」とつづった。

続けて「どういう時の巡り合わせか、山田孝之くんと、その今日という日に、21年振りの共演をすることになりました」と、山田と一緒に撮影に臨んだ作品のワンカットを公開。「そんな彼とは度々、大人になった小夜子を今みんなとしたいね、なーんて話をしていたこともあり。第一声、『孝之、美しかったね』と昨夜見た小夜子の話を。すぐさま彼は『ココロは今の方が美しいよ』」と、山田との会話の内容を明かした。

山田の言葉に、「それ以上、それ以外の言葉が見当たらないくらいの返しでした」と、しみじみ。「オトナになるほど心は美しくなってゆけるものだと、私も信じています。そしてその心は表面的な美しさを超えて外見に現れゆくものだと。昨日より今日、今日より明日、来年、十年後、三十年後、より美しい生き方をしていける。自分の心持ち次第で。そんな風に21年前の友に教えられた日でした」とつづった。