A.B.C-Zの戸塚祥太(34)、内博貴(34)が出演する舞台「フォーティンブラス」が19日、東京・渋谷のシアターコクーンで初日を迎え、開幕前に公開通し稽古が行われた。2人は、14日に93歳で肺炎のため亡くなったジャニーズ事務所の藤島メリー泰子名誉会長を悼んだ。

戸塚は「間違ったことをした時、愛のあるおしかりをいただいたし、褒めてくれた時はすごく勇気づけられました。それを大切に精進したい」と話した。メリー氏に踊りを褒めてもらい、励みになったという。

内は「よくお食事に連れて行ってもらった。焼き肉ではすごい量のお肉を頼んで一気に焼くので、肉が蒸されてました」と思い出を振り返り、「食事に行くと、やっぱりジャニー(喜多川)さんの話になる。ジャニーさんの言うことは聞いておきなさいと言われました。東京のお母さんという存在でした」と語った。

内は前日、立ち回りで目に軽いけがをしたそうだが「これで済んだのはメリーさんが守ってくれたからだと、とっつー(=戸塚)と話しました」とした。

また、同い年の2人が外部公演で共演するのは初。2人で食事に行った時などに、いつか外部作品で共演できたら、という話をしていたという。

戸塚は「スイッチが入る内をイチバンの特等席で見られる。やっぱり内って圧倒的主役感がある」と言うと、内は「とっつーの作品はよく見てました。ニシキさん(=錦織一清)イズムを受け継いでる」などと話した。

公演は29日まで。ほか能條愛未、矢島舞美が出演。