西川貴教(50)が主催する恒例の音楽フェス「イナズマロック フェス2021」(9月18~19日、滋賀・草津市烏丸半島芝生広場)は22日、公式ホームページでイベントを中止することを発表した。

発表では、本年度の開催について、感染防止対策の徹底を前提に地元関係者と開催に向けて検討してきたが「今月に入っての滋賀県下における急激な感染拡大と、それに伴う県からのイベント開催自粛要請を受けまして、苦渋の決断ではございますが、今年の『イナズマロック フェス』の開催を断念することとなりました」。さらに「このままイベントを実施することは、元々の趣旨のひとつである『地域振興』に相反するものと判断し、このような結論に至りました」とした。

西川と同県の三日月大造知事はこの日、記者会見を行い、滋賀ふるさと観光大使も務める西川は「本年度は中止いたします」と報告。「是が非でも続けるよりも、これから先10年、20年とイベントを続け、県民の皆さんとより大きなものに変えるために今回の判断に至りました。残念ではありますが、2022年の9月17~18日を目標に、また粛々と準備していきたいと思います」と話した。

昨年はオンラインでは開催したが、今年に関しては西川は「先週、まん延防止等重点処置が発令されて、委員会で集まった。これから委員会や協賛社、アーティストさんと協議しながら、何が来年につながるものになるのか、ギリギリまで模索していければと考えています」とした。