ラッパーのKダブシャイン(53)が、愛知県で開催されたヒップホップ系野外フェス「NAMIMONOGATARI」をめぐる過剰な批判に、「鬱憤(うっぷん)たまってるんだろうけど叩きすぎ」とくぎをさした。

Kダブシャインは30日、ツイッターで今回の騒動に言及。愛知県の大村秀章知事が、同フェスについて「イベント開催時の感染防止対策が極めて不十分な中で行われたことは極めて遺憾であり、厳重に抗議すると共に、事実関係の報告、今後の行政関連施設の使用禁止を申し上げました」としたツイートを貼り付け、「怒るのは何か実害が出てからでいいんじゃないの? 若者の青春は一度きりなんだから」と異論を唱え、「どうせ選挙のときは投票してもらいたいんでしょ?」とチクリとさした。

また、続くツイートでは「鬱憤(うっぷん)たまってるんだろうけど叩きすぎ」と、行き過ぎたバッシングをけん制し、「全国で8時過ぎに営業してる飲食店とその客、全員足したらもっといるんだからさ」とした。

同フェスは28日・29日の2日間、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催され、感染防止対策が不十分だとして批判が集中した。Kダブシャインは出演していないが、ともにヒップホップユニット「KGDR(キングギドラ)」で活動した盟友で、同フェスに出演したZeebraは、ツイッターで「国民の皆さんに多大なご心配とご迷惑をお掛けした事、ヒップホップシーンを牽引する立場として責任を感じてます。誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。