女優の沢口靖子(56)が4日、都内で、「科捜研の女-劇場版-」(兼崎涼介監督)の公開記念舞台あいさつに登壇した。

「科捜研の女」は、テレビ朝日系で1999年に放送がスタート。沢口演じる京都府警科学捜査研究所の法医研究員・榊マリコと、内藤剛志(66)が演じ2004年のシーズン5からマリコと長年バディを組む、京都府警の土門薫刑事が科学を使って事件を解き明かす。今回、初の映画化で、世界同時多発“科学者”不審死という、シリーズ史上最難関の事件に挑む。

役の白衣衣装で登壇した沢口は「今日の日を無事に迎えられて胸がいっぱいです。朝から高揚しております。本当にうれしいです」と感極まった。

同イベントの様子は、全国191の劇場でライブビューイング中継されており、「全国の劇場に足を運んでくださっている皆さん、ご声援聞こえてますよー! ありがとうございます!」と感謝。

SNS上でも盛り上がりを見せ、ツイッターでは、「科捜研全国ジャック中」を添えたハッシュタグがトレンド1位になった。沢口は「幅広い層の方々が、愛して支えてくださっている、幸せな作品なんだと改めてかみしめています」と力を込めた。

映画化の話を受けたのはちょうど2年前だったという。「4クール連続撮影中で、撮影に追われていた19年の秋でした。長年支えてくれたファンの方々のためにも、精いっぱい撮影に臨みたいと心に誓いました。こんなに大変な事態が起きるなんて、思ってもいなかったですが、諦めずに、ここまできて良かった! 今日この場で、このメンバーで、皆様の前に立つことができて、本当にうれしいです。私たちをこの場に連れてきてくださったのは皆様のおかげです。この映画をみて、少しでも元気になってもらえたなら、私たちは最高に幸せです。本日はありがとうございました」と目に涙をため、声を震わせ、精いっぱいの感謝を伝えた。

ほかに内藤、若村麻由美(54)風間トオル(59)斉藤暁(67)渡部秀(29)山本ひかる(30)石井一彰(37)兼崎涼介(45)が登壇した。