ダウンタウン松本人志(57)が5日、コメンテーターを務めるフジテレビ「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演した。

放送倫理・番組向上機構(BPO)の「放送と青少年に関する委員会(青少年委員会)」が「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」を審議の対象とすることを決定したことを取り上げた。

松本は「僕なんか腹が立つのは、ネットニュースで『ダウンタウンの番組はどうなるのか』と対立をあおること。BPO対ダウンタウンみたいにね。僕は、どちらかと言うとBPO側だからね。年末の番組とか、むしろやめたい」と笑わせた。

そして、バラエティー番組について「幕の内弁当みたいなもの。いろいろあるから、(痛みを伴う企画が)メインディッシュになる時がある。ボリュームが減っちゃう。プロレス中継なんかもダメじゃないかな。でも、ドラマは言われない」と指摘。ドラマについて「凶悪犯がシートベルトを締めなきゃいけないとかね」と規制を守ることの厳しさを話した。

そして、作り手として「ギリギリのルールを攻めて面白くしたい。でも、ルールが変わっていく。第3のビールみたいに、発泡酒ですよと(笑い)。願いがかなうなら、僕をBPOに入れていただきたい。僕はいいんですよ。もう数年でやめるんで、いや本当に本当に。でも、このあとから出てくる人たちのことを考えると選択肢が広い方がいいのかな」と後輩芸人たちを思いやった。

番組作りが行き詰まりかねない状況の解決策として「芸人が一筆書くのはどうですか。『僕はドッキリされても構わない。痛みがともなっていい』と」提案。「でも、以外とクロちゃんがサインしないとか」と、自身のTBS系冠番組「水曜日のダウンタウン」のドッキリ企画で大ブレークした、安田大サーカスのクロちゃんの名前を挙げて笑った。