米俳優で元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガー(74)が、14日に投開票が行われたカリフォルニア州知事の解職(リコール)選挙で現職で民主党のニューサム知事の続投が決まったことについて、「有権者は正しい判断を下した」とロサンゼルス・タイムズ紙に語った。

共和党のシュワルツェネッガーは、2003年に行われたリコール選挙で現職の民主党知事がリコールされたことを受けて州知事に就任している。同州2度目となったリコール選挙では46人が出馬する乱立となったが、共和党から出馬した候補者たちは「ひどい顔ぶれだ」と語り、「新たに出てきた人がすべてを変えるより、何をしようとしているのか分かっている人物の下にいる方が良い」とコメント。

マスク義務化やワクチン接種など新型コロナウイルスの感染対策を強化するニューサム知事を支持する一方、今回のリコールによって共和党はニューサム知事の目を覚まさせ、よりよい仕事をさせることができるだろうと述べた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)