人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの新作ショート・フィルム「ガンダムブレーカー バトローグ」の主題歌に、ロックバンド、ミスターファンタスティックの新曲「ブレイキングブレイジング」が起用された。

ストレートなバンドサウンドで鮮やかに攻める爽快な楽曲が決め手になったという。主題歌起用にメンバーは「ガンダムは男の子の夢」とし「ガンダムの世界を熱く燃やして盛り上げていけたら」と意欲を見せている。

「ガンダムブレーカー バトローグ」は、ガンダムのプラモデル「ガンプラシリーズ」とゲーム「ガンダムブレイカーシリーズ」との連動を強化した「ガンダムブレイカー バトローグ プロジェクト」の一環として制作されるアニメ作品。今回は全6話の新作ショートフィルムとして制作され、同プロジェクトのオリジナル機体と、スマホ向けアプリゲーム「ガンダムブレイカーモバイル」、さらにはプレステ専用ソフト「ガンダムブレイカー3」のキャラクターが登場する。

声優は、井口裕香(サツキノ・ミサ)小野賢章(フドウ・リュウセイ)高橋李依(ミヤマ・サナ)小野友樹(アイゼン・トウマ)杉田智和(カドマツ)ら豪華布陣が務める。

ミスターファンタスティックは、ボーカロイド・プロデューサーとしても活動し、カリスマ的な人気を持つメガテラ・ゼロ(30)がボーカルを務める、結成3年目の3人組ロックバンド。メガテラ・ゼロは、個人でもユーチューブの登録者が70万人に迫る勢いで、エモーショナルなロックサウンドに乗せる類いまれな声をもち、人気となっている。最も視聴回数の多い「シャルル」(バルーン)のカバー動画は現在、ニコニコ動画で1155万回、YouTubeで3123万回再生を記録している。9月にもYouTubeとニコニコ動画に新作「僕の春夏秋冬」を投稿。このような、コアな人気を持ったメガテラ・ゼロ率いるミスターファンタスティックに白羽の矢が立った。

新曲「ブレイキングブレイジング」は、メガテラ・ゼロの作詞で作曲はギタリストのナナホシ管弦楽団が担当した。主題歌に起用されたことにメガテラは「サビの『心のファイヤー、君はファイヤー』という真っすぐな歌詞がポイント。思い通りに行かず苦しい時にこそ心に炎をともす、そんな作品です」と語った。

新作のショート・フィルム「ガンダムブレーカー バトローグ」は、国内ではガンダム公式のユーチューブ・チャンネル「ガンダムチャンネル」、さらに海外向けとしても「GUNDAM.info」で今月19日から配信される。また、ミスターファンタスティックの「ブレイキングブレイジング」も、20日からフルバージョンがデジタル配信される。