お笑い芸人の鉄拳(49)が17日、都内で、「鉄拳のパラパラマンガうつすだけドリル」(主婦の友社)の発売イベントを行った。

パラパラ漫画を始めて10周年の記念に出版、描き方を優しく指南する内容となっている。鉄拳がパラパラ漫画を始めた当時、勉強する本がなかったため、自分で書くことにしたという。 10年間でのギャラや環境の変化を聞かれ、鉄拳は「ギャラは10倍くらいになりました。吉本の社員さんの対応も変わって、待遇も良くなった。グリーン車に乗りました」と話した。

現在、パラパラ漫画とお笑いの仕事の比率は、10対0だそうで「パラパラ漫画の依頼しかこなくて、締め切りも何カ月も先まで決まってる状態。芸人の仕事は半年先になっています」。

今まで最大3000枚の大作パラパラ漫画を描いたこともある。鉄拳は「描いていると『パラパラ漫画ハイ』になってきて、どうでもいい点とかが虫に見えて動きだしてくる。そこまでいくと危険です」と笑わせた。また「首と腰のヘルニア、けんしょう炎は4カ所です。痔(じ)にもなってます」と体への負担も語った。

今後、描きたいテーマについては、大リーグの大谷翔平選手を挙げ「オファー来ないかな。来たらすぐ描くんですけど。待ってます!」とアピールした。