お笑いコンビの「祗園」が17日、オンラインで行われた「SDGs-1グランプリ2021」で優勝した。

5回目を迎える京都国際映画祭×SDGs(持続可能な開発目標)イベント「よしもと SDGs LIVE」の一環で開催され、SDGsの17項目から題材を選び、ミキ、おいでやすこが、ぼる塾らがネタを披露。祗園は、質の高い教育をテーマにした「桃太郎」ネタで笑いをとった。

櫻井健一朗(37)は「優勝できたのは光栄。ますます勉強していきたい」。木崎太郎(35)は「両親が教師で櫻井の父も教師。教育のテーマもすぐに決まりました。終わって、母からのLINEがきて、(イベントに携わる)国連さんの賞をもらえて親孝行できました」と笑顔を見せた。

祗園は昨年の「M-1グランプリ」で敗者復活戦に出場予定だったが、コロナ感染の影響で欠場していた。この日披露したネタもM-1用でもあったことを明かし、櫻井は「こういう形で皆さんに見ていただけて良かった」。木崎は「ちょうど日の目を見ました。今回の賞をきっかけに、(今年の)M-1の3回戦を免除とか考慮していただけませんかね?」とおねだりしていた。

また審査員長を務めた西川きよし(75)はこの日のイベントを振り返り「孫が6人いますが、自分が勉強していることを教えたり、身近なところから広めさせていただいている。国連がやっていることだから失言したらダメとか、笑いを取ったらダメとか思ってしまうけど、うまくネタにしながら根付いていっているのも感じています」と振り返った。