女優山田杏奈(20)ジャニーズJr.内グループHiHi Jetsの作間龍斗(19)女優芋生悠(23)が23日、都内で行われた映画「ひらいて」(首藤凜監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

綿矢りさ氏の小説が原作。作間演じる「たとえ」は成績優秀な「愛」(山田)から片思いされるが、芋生演じる「美雪」とひそかに付き合っていることを知られる。熱い恋心に駆り立てられた「愛」によって熾烈(しれつ)な禁断の三角関係が動きだす。独特の青春ストーリーだ。

主演の山田は「『愛』のパワーの強さはすごく強いな、って思います。ごみ箱を投げたり、思い切った行動をできるところとか、うらやましい部分もあります。人間くさくて、好きなキャラクターですね」と話した。

首藤監督からは「山田さんは、すごくまなざしがすてきな方。最初『愛』のことが分からないとすごく苦しんでいらっしゃいましたが、途中から分からないことを受け入れてくれたような気がしました」と明かされると、山田は「ホッとしました」と安堵(あんど)の表情を見せた。「作品への思い入れがここまであるから、首藤さんの中で『愛はこういう子』っていうイメージがすごくあると思うんです。でも現場ではたくさん話させていただいて、撮ってくださったので。楽しさもありつつ、という感じでした」と感謝した。

共演の作間からは、「愛」が校舎に忍び込むシーンについて「3階の窓のところを本当に移動していて。もちろんマットとかを下にしいてあるんですけど、よくやるな、やっぱプロだなって思いました。格好よかったです」と絶賛された。山田は「ありがとうございます」と照れ笑いだった。