民放連大久保好男会長が18日、都内で定例会見を行った。

今年最後の会見となり、大久保会長は「今年もコロナの感染に翻弄(ほんろう)された1年だった」と総括。感染者数は減少するが、引き続き第6波への備えは必要とし「放送の制作現場では海外ロケができないとか、ソーシャルディスタンスを取らなければいけないとか、スタジオに観客を入れることができないなど、まだまだ制約がある」と現状を語った。

在宅が推奨されたコロナ禍では、動画配信サービスの需要が増し「そのことの影響を、今感じているところ。生活習慣の変化は今後にもつながっていくことだと思う」。また「民間放送にどんな影響を与えるのか、そのことについては改めて関心を持って、そこから現れる課題があれば、迅速的確に対応していくことが必要」と語った。

来年2月には北京オリンピックが控える。大久保会長は「東京オリンピックの教訓を踏まえて、次の北京オリンピックの放送もしっかりやっていく」と述べた。