4人組男性ボーカルユニット浦島坂田船が25日、公式ツイッターを更新し、同ユニットのコンサート映像をインターネットで違法売買した人物が著作権法違反の容疑で東京地検に書類送検されたことを報告した。

公式では文書を掲載。「浦島坂田船のコンサート映像をインターネット上で違法に売買していた者が、著作権法違反を理由に東京地方検察庁に書類送検された旨をご報告いたします」と説明。コンサートでは一切の録音・録画行為を禁止していたが、録音録画をしている者や、その映像をネット上で交換、売買している者がいたことを、「crew」(ファンの呼称)からの報告で把握していたことを明かした。

文書では「誠実に応援してくださっているcrewのためにも、ルール違反されている状況をこれ以上見過ごすわけにはいかないと考え、専門家や捜査機関に相談しておりました。その結果、本日の報告の運びとなりました」と説明。また、偽名のコンサートチケット購入や、会場付近やメンバーの移動中の待ち伏せ、度を越したつきまといなど「行き過ぎた行動」も把握しているとして、「関係各所に相談している」としている。

報告について、公式では「このようなお知らせをしなければならないことを、心苦しく思う次第です」と、苦渋の選択であったこともつづっている。

浦島坂田船はうらたぬき、志麻(イメージカラー:紫)、となりの坂田。、センラの4人で13年結成。バーチャルのキャラクターを実在する声優が演じている。動画サイトでの活動を中心に人気を得て、シングル、アルバムとも多数発表しており、全国ツアーや日本武道館公演も実施。19年にはメンバーをキャラクター化したTVアニメ「浦島坂田船の日常」が放送された。