俳優坂上忍(54)が13日、総合MCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜午前11時55分)に生出演し、来年3月で同番組が終了することについて言及した。

番組のエンディングで、同局伊藤利尋アナウンサーから、番組終了について振られると、坂上は「その話するの? 生放送で、え?」ととぼけながら「こういう話?」と「卒」と記した「今年の漢字予想」のフリップを掲げた。

真剣な表情を浮かべて「8年ですか。帯で関わらせていただいて丸7年くらいですけど、7年間の大半を肉体的にも、つたない脳みそもバイキングを中心にお仕事をさせていただいてきたんですけど、ちょっと来年55(歳)になりますので、どこかのタイミングで、動物好きのおじさんとしての時間をもうちょっといただけませんかというお話をさせていただいたまでですね。当初は本当にわがまま(が)きくならば、ぼくだけ卒業させていただいて、番組は存続して、ぼくの変わりは野々村真がいますからっていったんですけど」と経緯を説明した。「でも本当に皆さんにかわいがっていただいて8年も続けられたことに感謝しかない」とした。

そして「ラストスパートじゃないですけど、今まで以上にしゃべっちゃったら、3カ月半持たないでおれくびになってるかも」と笑いを誘った。

最後は伊藤アナが「我々いろんな所を引き締めてお伝えしたいと思います。今後ともよろしくお願いします」と締めた。

坂上は12日に、同局を通じて「試行錯誤しながら8年という歳月を過ごさせていただくことができました。2年ほど前から、どこかで区切りをつけなくてはと思い始めた。動物保護は片手間ではできない。このタイミングが番組を卒業する区切りとしては、ベストなのではないかとお願いした次第です」と動物保護活動に注力したいと申し入れていたことを明かしていた。

4月からスタートする後番組の内容については未定。「バイキングMORE」とは逆にゆったりとしたバラエティー、情報番組が検討されているという。

「バイキング」は32年間にわたって親しまれた昼バラエティー「笑っていいとも」終了を受け14年4月にスタート。当初は日替わりMCで坂上は月曜担当だったが、翌15年4月から月~金のMCとなった。当初の放送は1時間だったが、16年4月から2時間に。バラエティーから、徐々に討論番組に変化した。昨年10月には放送時間が3時間に延長。制作局から社会情報局の担当となり、よりニュースに敏感な討論番組となっていった。