米歌手ビリー・アイリッシュ(19)が13日、今年8月に新型コロナウイルスに感染していたことを明かした。出演したラジオ番組「ハワード・スターン・ショー」で後遺症について語ったもので、アイリッシュは2回のワクチン接種を終えており、ブレークスルー感染だったという。

「私は死ななかったし、死にそうにもならなかったけど、どれほど悲惨だったかは分からない。本当にひどかった」と語り、2カ月間体調が悪かったことを明かした。その上で、「もしワクチンを打っていなかったら、死んでいたと思う。それほどひどかったから。ひどいと言っても、最悪な気分だったと言う意味。重症というわけではなかった。何を言いたいのかというと、病気になると本当に嫌な気分になるということよ」と語り、ワクチンを接種していたおかげで重症化せずに済んだとの考えを示した。

アイリッシュは、ワクチンは自分の命を守ってくれただけでなく、兄で音楽プロデューサー兼シンガーソングライターのフィネアス・オコネルや両親の感染も防いでくれたと語っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)