宝塚歌劇団は7日、兵庫・宝塚大劇場で5日の開幕予定を延期していた宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」について、中止期間を21日まで延長すると発表した。

宙組トップ真風涼帆の主演作で、公演関係者から新型コロナウイルスの陽性者が出たため、当初初日予定だった5日から8日までの上演を取りやめ。9日の休演日をはさみ、10日以降の公演については、後日発表するとしていた。

同劇団は公式ホームページで中止期間延長を伝え「今後の公演を安全に実施するにあたり、必要な準備期間を確保するため」と理由を説明。「ご観劇を心待ちにしておられたお客様には、ご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、改めておわび申し上げます」と謝罪した。

22日以降の公演実施については「20日午後に報告する」としている。

同劇団では、1月末から上演中止が相次ぎ、星組人気スター瀬央ゆりあ主演の宝塚バウホール公演「ミュージカル・コメディ『ザ・ジェントル・ライアー ~英国的、紳士と淑女のゲーム~』」は、1日の開幕日を遅らせた後、13日までのバウ公演全日程中止を決定。星組トップ礼真琴が主演する愛知・御園座公演「王家に捧ぐ歌」についても、8日の初日から17日午前開演分までの上演中止が決まっている。