NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第70話が9日に放送された。朝の情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、初恋の相手・ビリー(幸本澄樹)と一言も話せなかったひなた(新津ちせ)。ラジオ英語講座で勉強していたのに、記憶の奥底に眠ってしまったフレーズは口から出てこなかった。ずっと勉強を続けていたら話せたかもしれなかったのに、と後悔するひなた。おやつの回転焼きにもあたってしまい、食べ物を粗末にして錠一郎(オダギリジョー)に叱られる。

家を飛び出して反省するひなたを、るい(深津絵里)は優しく慰めた。家に帰ったひなたは錠一郎とも仲直りする。

あくる日、回転焼き屋「大月」に驚くべきお客さんが現れた。桃山剣之介(尾上菊之助)だった。以前、ひなたがサイン会で渡した回転焼きがおいしかったと、差し入れ用に購入する。時代劇スターの来訪でにぎやかになる大月。そんな時、るいが産気づいた。気を利かせた桃山の車で病院に行き、その夜、るいは男児を出産した。

博多華丸・大吉は朝ドラ受けで「生まれましたよ、男の子が」と話した。この日も、MC鈴木奈穂子アナウンサーの代役で、中村慶子アナウンサーが出演。「モモケン、リアルヒーローですね」と笑顔を見せた。鈴木アナはこの日も出演しなかった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。