NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第72話が11日に放送された。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、無愛想な客(本郷奏多)に、回転焼き屋の娘なのに回転焼きが焼けないことをばかにされたひなた(川栄李奈)だったが、事実なので何も言い返すことができなかった。将来の展望が何も見えないひなたは、クラスメートの小夜子(新川優愛)のアイデアで、家業の回転焼き屋を継ごうと思いつき、るいに焼き方を教えてもらってチャレンジした。しかしあんこが多すぎるなど、失敗してしまう。ひなたは「どないして生きていこう、情けない」と涙を流す。

そして映画村に出掛ける。そこで「ミス条映コンテスト」開催のポスターを目にする。

川栄李奈が初登場した前日に続き、この日も連続テレビ小説「おしん」の放送シーンがあった。おしんが奉公に出るため筏(いかだ)に乗り、雪解けの最上川を下っていく場面だった。影響されたひなたは、学校での妄想内で自分がおしんに扮(ふん)し、「お父ちゃ~ん、お母ちゃ~ん」とるい(深津絵里)、錠一郎(オダギリジョー)に別れを告げる。

“川栄おしん”の熱演に、ツイッターでも「めっちゃ面白かった!たくさんのひなたがちりばめられてた 川栄ちゃんすごいわー」「今日も『おしん』ネタ引っ張るの笑う」「おしん再現VTRの完成度が高い」などとコメントが並んだ。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。