俳優鈴鹿央士(26)が4日、大阪市内で行われた主演映画「藁にもすがる獣たち」(城定秀夫監督)の公開記念舞台あいさつに登壇した。
曽根圭介氏の同名小説が原作。祖母と暮らす大学生ユーチューバー・佐藤寛治(鈴鹿)が偶然手にした現金1億円をきっかけに、出会うはずのなかった人々の運命が交錯。欲望むき出しの争奪戦を繰り広げるサスペンスだ。
司会から大阪での大きな出来事としてプロ野球・阪神タイガースの球団史上初となるセ・リーグ連覇を話題に振られると、「強いな」「おめでとうございます」と祝福した。
岡山出身の鈴鹿にとって、大阪は修学旅行などで幼いころから訪れていた親しみのある街。18年間を岡山で過ごし、大学進学を機に上京したが、「関東よりも関西に親近感がある。敵を作るかな(笑い)」と冗談交じりに語った。一方、上京当初は岡山弁を「なるべく隠そうとしてました」と告白。故郷が嫌だったわけではないとしながらも、「田舎者って思われたくないな」と当時の心境を明かした。
個性の強い登場人物がそろう本作では、自身の役柄を「唯一の普通が僕くらいだった」と表現。「あれだけキャラの濃い登場人物とすてきな俳優さんたちの中で、どれだけ普通でいられるかな」と考えながら撮影に臨んだという。
公開から1週間がたち、劇場で鑑賞した人からは「面白かった」という声が届いているという。最後に本作をはじめ、良い作品でも広く知られないままになってしまうことへの思いを語った。「自分が好きな作品」にもっと多くの人が触れてほしいと願い、「報われてほしい」と力を込めた。「2時間くらい映画館で過ごす時間を作ってくださったらうれしい」と呼びかけた。



