北京オリンピック(五輪)のパンダモチーフのマスコット「ビンドゥンドゥン」にちなんだ「ギドゥンドゥン」の愛称で、中国で一躍人気となっている日本テレビ辻岡義堂(ぎどう)アナウンサー(35)が、20日放送の同局系「シューイチ」(日曜午前7時30分)に出演し、現地メディアに「経済効果450億円」と報じられていることなどを明かした。

辻岡アナは同局系情報番組などで、バッジを大量に付けたり、かぶり物に絡まれるなど、ビンドゥンドゥン愛を訴え続けたところ、中国の若者やメディアから注目され時の人に。「14億人が見ている」とされる中国の国営放送のインタビューを受けるなどして動画が拡散され「ギドゥンドゥン」の愛称が広まった。ビンドゥンドゥングッズの売れ行きに影響したとも伝えられている。

この日の「シューイチ」でも、会場で出待ちされたり、「中国の若者全員あなたを知っている」とのメッセージ付きプレゼントが届けられた映像や、辻岡アナが「恐ろうれしい。ギドゥンドゥンバブルが始まっている…」とコメントするVTRが流された。

その後、北京の辻岡アナとの生中継に場面転換。スタジオMCの中山秀征から「ギドゥンドゥン大変な人気ですね」と聞かれると、辻岡アナは「あのヒデさん、なぜか私、今、中国と日本の架け橋になっているということで…。本当に私が申し上げている訳じゃないんですけど、地元の経済誌で『ギドゥンドゥン』の経済効果、大型連休、春節相まって、今、450億円だということです」と照れながら報告。スタジオが笑いに包まれ、中山が「デカイ経済効果を生んでいるね、ギドゥンドゥンは」というと、辻岡アナも自虐気味に「私、中国から日本に帰れますでしょうか」と苦笑いした。

中山も笑いながら「こちらとしては帰って来なくても結構なんですけど」とツッコむと、辻岡アナは「そうなんですよね、私も日本より中国の方が空気があっているなと思って、中国語の勉強に取り組んでおります」と中国語のあいさつを披露。中山が「そのままおさまりください」と突き放すと、辻岡アナは「いやいや、なんとか戻りますから~」と笑って懇願した。

辻岡アナは慶大卒の09年入社。情報バラエティー「ゼロイチ」やスポーツ中継などを担当している。