音楽プロデューサーの小室哲哉氏(63)が、理化学研究所(理研)の革新知能総合研究センターで客員主管研究員に就任することが28日、分かった。関係者によると、3月1日付で音楽情報知能チームに着任するという。

これまでシンセサイザーの開発や音楽配信もいち早く手掛るなど、革新的な音楽制作を実現してきた先駆者であることが評価され、音楽家としては初めて、理研の客員主管研究員就任に至ったという。

今後は、音楽制作にAIを導入するべく、研究チームの一員として、AIによる音楽制作支援のあり方について探求していく。小室氏は「音楽におけるAIは、初めて作詞、作曲、編曲家と共存できる能力を兼ね備えることができるはずだと思います。音楽家、生身の人間として、音楽AIの成長に寄与していけることを光栄に思います」とコメントしている。