NHKは1日、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)のツイッター公式アカウントなどで第6次出演者発表を行い、俳優菅田将暉(29)演じる源義経との愛を貫く正妻、里役で女優三浦透子(25)が出演すると発表した。大河ドラマ初出演となる。

出演にあたって「源義経の正室、里を演じます。自分は正室であり、相手には愛人がいる、この感覚をつかむのは正直非常に難しかったです。が、根っこにあるものは、愛する人の心が別の人のところに向いている、その寂しさだと思います。それは理解できると思いました」とコメント。「自由とはいえない生活の中で、それぞれに自分の心を貫く静と里、違う強さを持ったとてもかっこいい女性だなと感じました。演じられてとても光栄です」とした。

大河ドラマ初出演。「本格的な時代劇も初めてだったので、お着物の扱いなど不慣れなことばかりでした。最初はやっていい事やってはいけない事を考えるのに必死でしたが、徐々に制約を楽しむ感覚というか、それがあるがゆえに生まれる感情もあるんだと発見できました。とても良い経験になりました」と明かした。

脚本を手掛ける三谷幸喜氏については「三谷さんの作品も初参加です。映画を見て声をかけてくださったとのことで、とてもありがたくうれしく思いました」と感謝した。「まずはフラットに、三谷さんが書いてくださる里から感じられるものを大事にしようと意識しました。予備知識なしで演じられたのはある意味得だったのかもしれません。大河ドラマ、三谷作品、2つの初めてを一気に味わえたのはぜいたくだったと感じています」と話した。

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撮影を振り返って「主に菅田さん、石橋(静河)さんとシーンをご一緒しました。石橋さんとは初めての共演だったのですが、作品で何度も拝見していてとても魅力的な俳優さんだと感じていたのでうれしかったです。菅田さんは常にアイデアにあふれていて、現場で何度も助けられました。おふたりとも、お芝居していて純粋に楽しかったですし勉強になりました」と明かした。

同作は小栗旬が主演し、三谷氏が脚本を手がける61作目の大河ドラマ。野心とは無縁だった青年・北条義時(小栗)が鎌倉幕府の頂点に上り詰める姿を描く。

この日は九条兼実役でお笑いコンビ・ココリコの田中直樹(50)、静御前役で女優石橋静河(27)が出演することも発表された。