NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の4日に放送された第87話の平均世帯視聴率が16・6%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第63話の18・6%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、ノストラダムスの大予言を信じるひなた(川栄李奈)は、人類が滅亡するその瞬間まで五十嵐(本郷奏多)と一緒にいたいと願う。ひなたの弟の桃太郎(青木柚)もまた、教師と生徒の関係になってもなお、小夜子(新川優愛)を一途に思い続けていた。そんな中、ひなたは上司の榊原(平埜生成)の指示で、映画村の来場者数を増やす案を考えることに。五十嵐ら大部屋俳優たちの仕事を増やすため、必死で企画を練る。そしてお化け屋敷を思いつく。ほどなく映画村のお化け屋敷がオープンした。五十嵐ら大部屋俳優がお化けに扮(ふん)した。お客さんに好評でひなたは喜ぶが、五十嵐は「こんなことで楽しませたって仕方がない。おれは俳優だぞ」と不満げな様子だった。大予言を信じるひなたは五十嵐に「1秒でも長く文ちゃんといたい。一緒に暮らしたい」と言う。