来月11日にスタートするNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」のヒロイン黒島結菜(25)と、同月9日まで放送される「カムカムエヴリバディ」3代目ヒロイン川栄李奈(27)が24日、東京・渋谷のNHK放送センターでバトンタッチセレモニーを行った。

セレモニーは黒島が劇中で演じる比嘉暢子が、鶴見で下宿をする沖縄居酒屋「あまゆ」のセットで行われた。黒島は川栄に「忙しい撮影が続く中、一日で一番楽しみだったことがあったら教えてください」と質問。川栄は「食事のシーンに出てくるご飯がとてもおいしくて元気が出ました。昼休憩の前に朝食を囲むシーンがあると残り物をスタッフさんがお昼用にとまとめてくださるので、それを楽しみに撮影していました。普段の大月家の食事は質素ですが、クリスマスなどのシーンではチキンが出てきました。ちょっと豪華になるのがうれしかったです」と応じた。

川栄から黒島へは「カムカム-」に登場する「御菓子司『たちばな』特製の和菓子」が送られた。劇中で上白石萌音演じる安子、深津絵里演じるるい、川栄演じるひなたの3代にわたって引き継がれてきたあんこに「ちむどんどん」の舞台のひとつ、沖縄の黒糖が加えられた特別な一品。黒島は「風のウワサで、このあんこがとてもおいしいと聞いていたので、そこにコラボで沖縄の黒糖を合わせていただいて、とてもうれしいです。みんなでおいしくいただきたいと思います!」と喜んだ。

黒島は川栄に「シークワーサーの木で作ったウッドボウル」をプレゼント。黒島演じる暢子が育った沖縄本島北部・やんばる地域の大自然の産物を受けとった川栄は「すごい!シークワーサーの木、初めて見ました。木目も一つしかなく、作品は一点モノということなので、大切にしたいと思います。ありがとうございます」と感謝した。