19日に脳梗塞のため救急車で緊急搬送された歌手で女優のあべ静江(70)が、リハビリ専門病院に転院して仕事復帰を目指すことが26日、分かった。

この日、今までの検査結果を受けて、主治医と面談。現在入院中の病院で基本的なリハビリを終えた後に、リハビリ施設の整った専門の病院に移って、本格的なリハビリに入るという。 事務所関係者は「入院した19日と比べて、格段に元気になっていました。点滴を付けたまま、自分で立って歩いて、しゃべりもちゃんとしていました。元気になっている姿を見て安心しました」と話している。

あべは19日朝、体調が悪かったが、びわ湖放送などでオンエアされている健康番組「生島ヒロシの健康マニア倶楽部」収録のために都内のスタジオへ入った。だが、現場であべの体調の悪さを見た番組プロデューサーが収録の中止を判断。あべ自身が主治医に連絡、相談したところ、午前中に都内の病院に救急車で運ばれた。

診察の結果、軽い脳梗塞で手術の必要はなく、血液をサラサラにする点滴治療などを受けていた。

◆あべ静江(しずえ) 1951年(昭26)11月28日、三重県松阪市生まれ。73年「コーヒーショップで」で歌手デビュー、第15回日本レコード大賞新人賞を受賞。同年9月「みずいろの手紙」もヒットし74年のNHK紅白歌合戦に初出場。75年の映画「トラック野郎・爆走一番星」、78年の日本テレビ系ドラマ「青春ド真中!」などヒロイン役で出演するなど女優としても活躍。血液型A。