NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第107話が1日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

「カムカムエヴリバディ」ヒロイン3世代年表と当時の世相>>

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、ひなた(川栄李奈)はアニー・ヒラカワ(森山良子)と再会し、回転焼きの話をする。その中でひなたはあんこのおまじないをアニーに明かす。それを聞いたアニーは胸に迫るものがあり、取り乱した様子を見せる。

雪衣(多岐川裕美)が入院したことを知り、るい(深津絵里)は岡山の病院へ。そばで勇(目黒祐樹)が見守る中、雪衣は安子(上白石萌音)に対して長年抱き続けてきた思いを初めて吐露する。そして安子とるいに「ひどいことを言った。それがなければ2人は離ればなれになることもなかったかも知れない。謝りたかった」と打ち明ける。るいは雪衣に「自分を責めないで。みんな間違う」と優しく言う。やがて雪衣は亡くなる。

ますます母への思いを強めるるいの様子を見て、錠一郎(オダギリジョー)は「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」のステージに出演し、サニーサイドを歌うことを提案する。「お母さんに届くかも知れない」と話す。るいは子どものころ、母・安子から聴いたサニーサイドを思い出す。

これまであさイチでは、鈴木奈穂子アナウンサーがアニー=安子、博多大吉・華丸がアニー=安子ではない、と唱えていた。この日の朝ドラで大吉は「あれっ、アニーさんはって…思いましたよ」と話した。華丸も「鈴木さんの考察が正解?」と語った。鈴木アナも「あんこのおまじないを英語で言うシーンのあの反応はちょっと、アニーさんはやっぱり安子なんだって…」と話した。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。