オール阪神(65)巨人(70)は、記念興行初日の2回目公演でトリ。阪神は出番の直前、めまいがあったそうだが、そんなそぶりも見せず、おなじみ歌謡ネタも入れ込み、演じきった。

コンビは出番を終え、取材対応。メニエール病と闘う阪神は「明日雨でしょ。メニエールでフラッときて」と明かした。ただし、持病との付き合いにも慣れているゆえか、出番後には「こんなめでたい日にめまいが起こって…」と苦笑しつつ振り返った。

メモリアルだった100周年から10年。巨人は「まん防もあけて、お客様も入って、ありがたい」と感謝。舞台での生漫才と、テレビなど放送サイズの漫才を分けている職人は、今回、配信もあるため、いったんは断ることも考えたという。それほど、舞台、NGKセンターマイクへの思いは熱く深い。

巨人は「おれらは伝説見てきたから。仁鶴師匠、やすきよ、Wヤング…もうね、割れんくらいの笑いやったからね、ホンマ。『ワー』言う笑い声が、『パーン』って聞こえるから。仁鶴師匠の高座とか、扉あけてロビーから見てるお客さんおったから。当時はね」などと、自らが目撃してきた“伝説”を語った。

120年へ向けての思いに、巨人は「その話はやめて。いつ引き際にしよか考えてるもん」とも吐露。とはいえ、具体的に第2の人生プランがあるわけではなく「やりたいこともないけど…まあ、あのお客さんの需要があれば、供給はするけどね」と語った。

また、大先輩の阪神・巨人とともに、取材対応したチョコレートプラネットは「100周年の時は(公演出番が)なくて、やっと吉本に認められたなと思います」と満面笑み。阪神・巨人の横に立っての取材で「出番より緊張します」と恐縮した。

そんな2人に巨人は「今はNSC(吉本総合芸能学院)ができて、(入門の)ハードルが下がった。その中で、我々は100メートル10秒台で走ってたものが、今の子は9秒台で走ってるから」とエールを送っていた。