東京スカパラダイスオーケストラが、NHKの子ども向けSDGs番組シリーズ「ひろがれ!いろとりどり」のテーマ曲「ツバメ」をカバーすることが27日、分かった。「ツバメ~スカパラバージョン」として、小学生5人組ユニット「ミドリーズ」、同局SDGsキャンペーン「未来へ 17action」PR大使の長濱ねる(23)と歌う。

「ツバメ」は昨年、同番組の企画で、YOASOBIがテーマ曲として制作。「YOASOBI with ミドリーズ」として、昨年末のNHK紅白歌合戦にも出演して、同曲を披露した。

今回は、月替わりで同曲のさまざまなバージョンなどを放送していく特別枠「みんなのうた~ひろがれ!いろとりどり」の第1弾として、昨年の東京オリンピック(五輪)閉会式も盛り上げたスカパラとの“コラボ”が実現。「スカパラバージョン」は楽器演奏がメインで、中学や高校の吹奏楽部でも演奏しやすいアレンジに仕上げた。吹奏楽の名門・都片倉高も出演して、演奏に加わっている。

スカパラのボーカル茂木欣一(54)は「国境とか、世代とか、いろんな人たちがカテゴライズしがちなことを全部取っ払って、すごいピュアな気持ちで、今回たくさんの人たちと、心を1つにして、『ともに生きる』ということを表現した楽曲になりました。この曲で、みんながより羽ばたけるような感じになったらうれしいなと思っています」。

また今回ボーカルの1人として参加する長濱も「スカパラさんのアレンジと片倉高校吹奏楽部の皆さんのパワフルな演奏が相まって、ミドリーズのみんなと終始楽しく歌って踊らせていただきました」と撮影を振り返りつつ「私自身改めて音楽の持つパワーを実感する機会になり、吹奏楽などを通して中高生の皆さんにもより広く知っていただけるのではと思っています。この曲がさまざまな方に届き、未来について一緒に考えていくきっかけになるとうれしいです」。

ミドリーズのリーダー、あつきも「スカパラバージョンを聞くと、みんな体が自然と動いちゃって、レコーディングの時もずっと踊りながら歌いました。今回のダンスは、みんなで合わせて踊るところと、それぞれが自由に踊るパートがあって、みんなの個性が出ていて、とっても楽しかったです!」とコメントした。