元乃木坂46で千葉県出身の高山一実(28)が7日、千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われたプロ野球ロッテ対ソフトバンク戦で、人生初の始球式を務めた。

白い車に乗って登場し、観客に手を振った。背番号11のロッテユニホームに、乃木坂カラーの紫のグラブ、白のミニスカート姿。マウンドに上がるとスタンドの4方向にお辞儀し、拍手を浴びた。投球は打者の立つ左打席の後方を通過し、「あ~! ごめんなさい~!」と絶叫して、両手を合わせて頭を下げた。

始球式を終え、報道陣の取材に応じた。地元での始球式を「うれしいです。ちっちゃい頃は観戦したことがあったんですけど、大人になってからはなかったので。この後も観戦させていただくのがめっちゃ楽しみです」と喜んだ。

今年2月に加入した乃木坂46の5期生は、11人中5人が千葉県出身だ。高山にとっては千葉の後輩が一気に増えた形となり、「めっちゃうれしいです。でもその半面、一緒に活動したかったです」とコメント。「せっかくなら千葉県みんなで、あれだけの人数がいたら、(松村沙友理が率いる)『さゆりんご軍団』みたいに、『千葉軍団』作りたかったなって思います」と残念がった。

5期生以外にも、乃木坂46には小学生でプロ野球ロッテのチアを経験し、高校時代にはZOZOマリンスタジアムで売り子をしていた柴田柚菜(19)や、松尾美佑(18)らが千葉県出身だ。高山は「柴田柚菜ちゃんに、もし『千葉軍団』で千葉県の曲作るなら、歌詞書くから言って! って言いました。そんな未来が待っていたらうれしいです」と笑顔で明かした。

先月30日には、高山の同期で、乃木坂46キャプテンの秋元真夏(28)が楽天対ソフトバンク戦で始球式を務め、投げる方向を勘違いし、マウンドから1度中堅方向に向かって構えていた。高山は「分かる! と思いました。私もライブとかでどっちが前だか分からなくなっちゃうので。先に真夏が間違えてくれて助かりました。私もやっちゃう可能性あったな、と思って。事前に、バッターを見つければ大丈夫だと教わって、大丈夫でした」と感謝した。「でも、真夏は(投)球がきれいでしたね!」と称賛した。