女優土屋太鳳(27)主演のフジテレビ系連続ドラマ「やんごとなき一族」(木曜午後10時)の第4話が12日、放送される。

土屋演じる篠原佐都は、母と東京の下町で営む大衆食堂「まんぷく屋」の看板娘。江戸時代から400年以上続く名家で、不動産事業を手がけ莫大(ばくだい)な資産を有する深山一族の深山健太(松下洸平)からプロポーズされ、受け入れる。

身分の違いを理由に深山家の親族からは猛反対されるが、佐都は純朴で庶民的な健太を信じて、駆け落ち同然に結婚する。深山家の旧態依然とした上流社会ならではのしきたりに反発する佐都だが、健太の「深山家を普通の家族にしたい」という願いを知り、深山家に入って戦うことを決意する。

原作は講談社「Kiss」で連載中の、こやまゆかりさん作の同名コミック。

第4話では、佐都は、深山家の三男で美容クリニックオーナーの大介(渡邊圭祐)とホテルチェーン「ザラスホテルグループ」令嬢のリツコ(松本妃代)の離婚に加担したと、当主・圭一(石橋凌)の怒りを買う。

深山家から佐都を追い出そうとする圭一は、健太に離婚届を渡すが、健太は何があっても佐都とは別れないと答える。佐都は、もう1度チャンスが欲しいと圭一に頼み、健太と2人で頭を下げる。

圭一は、新たに建てる商業ビルにパリの有名レストラン「ソリマチ」を招聘(しょうへい)できたら先の件は不問にすると佐都と健太に言い渡す。だが、そこには彼のある思惑があった。

一方、健太に代わり福岡のホテルを任されることになった深山家の長男の明人(尾上松也)は、圭一からホテル事業を行う新会社社長の椅子をほのめかされる。妻の美保子(松本若菜)は今度こそ佐都、健太夫婦をたたきつぶそうと明人をたきつける。

佐都と健太はソリマチのオーナー、反町を探す。彼の経歴を必死に調べ、健太はようやく会うことに成功するが、反町の返事は芳しくない。だが、健太は反町のバックに“マダムキリコ”という人物がいるとの情報を得る。しかし、年齢、国籍、性別まで不明とキリコは謎だらけ。

佐都と健太が考えあぐねていると、そこに大介が現れる。大介は、佐都たちが見ていたキリコの情報に反応する。