英ロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズの結成60周年を記念した花火大会「THE ROLLING STONES 60th ANNIVERSARY THE GREATEST FIREWORKS~感激!偉大なる花火~」(日刊スポーツ新聞社後援)が、7月6日に東京競馬場で開催されることが12日、分かった。

1962年に結成されたストーンズは、今年60周年を迎えている。今日13日には、未発表音源をフィーチャーした77年の伝説的なライヴ盤「ライヴ・アット・エル・モカンボ」を発売。さらに来月からは欧州ツアーも予定されているが、日本では、世界に誇る国産の一流花火玉で、60周年をド派手に祝うことになった。

当日はストーンズの往年の名曲などとシンクロしながら、国内最大級の1万4000発の花火が約1時間にわたって打ち上げられ、巨大演出で知られるストーンズのライブさながら、1周2キロにおよぶ馬場を彩る。会場は全席指定椅子席で、チケット一般発売は来月11日からを予定している。

音楽と花火が融合した都市型花火エンターテインメント開催に、メンバーも喜んでいるという。ミック・ジャガー(78)は「今回花火で僕らの60周年を祝ってくれるなんて企画を聞いて、驚くと同時にとても喜んでいる。日本の皆さん、ありがとう」。キース・リチャーズ(78)は「日本人はすごい。花火で祝ってくれるなんて考えもつかなかったよ。いつも日本のみんなは俺たちに親切にしてくれて感謝している」。

またロン・ウッド(74)は「花火で60周年を祝ってくれるんだって? 最高だよ。日本のみんなにお礼を言うよ。そして大いに楽しんでほしいね。花火師のみんな、よろしく頼むよ」とコメント。当日、本人たちの出演はないが、ミックは「近いうちにまた会おう!」と話している。

 

◆ザ・ローリング・ストーンズ 幼なじみだったボーカルのミック・ジャガーと、ギターのキース・リチャーズらで62年に結成し、翌63年にデビュー。「サティスファクション」「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」「ブラウン・シュガー」「アンジー」など数々の世界的ヒット曲がある。デビュー当時のメンバーのうち、ブライアン・ジョーンズは69年に脱退(同年死去)。76年にギターのロン・ウッドが加入。93年にベースのビル・ワイマンが脱退。ミック、キース、ロンとドラムのチャーリー・ワッツの4人体制だったが、昨年チャーリーが死去し現在は3人。解散は1度もしていない。