俳優ディーン・フジオカ(41)主演の日本テレビ系連続ドラマ「パンドラの果実 科学犯罪捜査ファイル」(土曜午後10時)の第4話が14日、放送され、平均世帯視聴率が5・5%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は3・0%だった。

第1話は世帯8・3%、個人4・5%、第2話は世帯6・6%、個人3・7%、第3話は世帯5・0%、個人2・8%だった。

同作は最愛の妻を亡くしたディーン演じる警察官僚の小比類巻祐一と、科学界を離れた岸井ゆきの演じる天才科学者、最上有紀子らが科学犯罪対策室のメンバーとして最先端科学にまつわる事件を捜査し、解き明かしていく物語。

第4話では情報番組の生放送中に、お天気キャスターの吉田咲(中川紅葉)が飛び降り自殺した。彼女は特に悩んでいた様子もなく、自殺の兆候はまったくなかった。他にも突発的で不可解な飛び降り自殺が続発し、小比類巻(ディーン・フジオカ)は何か共通点があるのではないかと考える。

小比類巻と長谷部(ユースケ・サンタマリア)が捜査を進めると、自殺者はいずれも“ジョイン”というVRゲームのプレーヤーだったことが分かる。ジョインは、自分が選んだバディとVR空間内で遊ぶゲームで、バディにしたい相手の写真や動画を取り込むと3Dのアバターが作成されるという仕組みだった。

VR(仮想現実)は科学技術の光だと考える小比類巻は、VRに対する偏見を浸透させないように事件を早急に解決しなければと意気込む。最上(岸井ゆきの)は、VRには弊害もあると主張。一方、長谷部はVRについてもよくわかっていない。

そんな長谷部が、試しにジョインをプレーすることに。VRゴーグルを装着すると、長谷部は突然海岸に立っていた。海岸から扉を開くと、なぜか小学校の校庭へと導かれ、バディに選んだ3年前に亡くなった愛犬の弥太郎と再会して大喜び!あまりにリアルなVRに長谷部はすっかり没入してしまう。

そんな中、またしても不可解な飛び降りが発生。未遂に終わり一命を取りとめたのは岡澤まひる(天木じゅん)という地下アイドル。まひるもジョインのプレーヤーで、バディには亡くなった妹を選んでいたことが判明する。