体調不良などにより芸能活動の無期限休止中の歌手GACKT(48)が順調に回復しているとし、芸能活動を徐々に再開すると事務所が16日、公式サイトで発表した。

事務所は「病状詳細につきましては医療機関より報告されております通りでございます」とした上で、「ファンの皆様ならびに関係者の皆様には大変ご心配をお掛けしましたが、これまでの海外での療養に加えて日本でも治療を開始している事もありGACKTは順調に回復し体力も戻ってきており、エージェント事務所としましては当該医療機関の主治医ならびにGACKT本人と協議を行った上で病状の回復状況に合わせて年内に芸能活動を徐々に再開させて参ります」と報告。「GACKT本人は日常生活に支障がないくらいに回復しており、徐々に仕事への復帰をしてまいります」とした。

なお、GACKTの治療を担当している九州再生医療センター、医療法人香華会、朱セルクリニックも同日、声明を発表し、「発声障害については通常治療で回復してきましたが、神経系疾患による免疫不全において全身皮膚炎や脱毛症が進行しており、当施設では当該治療にあたりご本人自身の細胞を用いた幹細胞治療とリハビリを開始しております」と説明。「現在もまだ治療中ではございますが、徐々に体調回復が見込まれアーティスト活動復帰についての目処も経ってきたことから、本日、ご本人、所属事務所様の承諾も得て、現在までの病状についての公表を本件担当医療機関である当施設よりお伝えさせていただく運びになりました」とした。

GACKTは昨年9月、芸能活動を無期限休止すると発表。その前月に仕事で訪れていたキプロスから帰国後、体調を崩して容体が急変。幼少期から患っていたという神経系疾患がきっかけで、一時は命にも関わる状態に陥っていたこと、また、重度の発声障害を併発したことなどを所属事務所が明らかにしていた。