女優綾瀬はるか(37)主演のフジテレビ系連続ドラマ「元彼の遺言状」(月曜午後9時)の第6話が16日、放送される。

綾瀬が演じるのは、美しく勝ちにも金にも名誉にもこだわる優秀な弁護士・剣持麗子。大手弁護士事務所に勤めていたが、クライアントから訴えられそうになり減俸を命じられて「こんな事務所、辞めてやる」とたんかを切って休職。休職中にメールを送った元カレで森川製薬の御曹司・森川栄治の代理人・篠田敬太郎(大泉洋)から返事があった。巨額の財産を持っていた栄治は「僕の全財産は僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して死んでいた。巨額の遺産に心が動いた麗子は、栄治の別荘の管理人をしていた篠田を「私があなたを殺人犯にしてあげる」と“殺人犯”に仕立て上げ、共謀して遺産を山分けする計画を立てる。

栄治を殺した犯人が判明後、麗子は小さな「暮らしの法律事務所」を引き継ぎ、敬太郎とバディとなる。2人は次々と殺人事件に遭遇し、法的視点で解決するリーガルミステリー。原作は20年の「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した、新川帆立氏の同名小説。

第6話では、ホストの黒丑益也(望月歩)のもとに「助けてくれ!」とホストの森蘭丸(味方良介)から電話がかかってくる。黒丑が教会の仮眠室へ慌てて駆けつけると、そこには刃物で刺されて絶命したナンバーワンホスト・織田信長の姿があった。

信長はこの教会の信者で、時々この仮眠室を利用していたという。この日、蘭丸と信長は仕事の後2人で飲んでいたそうで、ベロベロになった信長を介抱するためこの場所に1時間ほど滞在。すっかり寝入ってしまった蘭丸が目を覚ました時には、すでに信長は亡くなっていたという。

この仮眠室の窓は全て内側から閉められており、防犯カメラにも誰かが出入りした様子は映されていなかった。完全なる密室で起きた殺人事件。犯行は蘭丸にしか成し得ないはずだが「俺、やってないです。助けてください」と蘭丸は、麗子(綾瀬はるか)に懇願する。