21日にフジテレビ系で生放送される「ツギクル芸人グランプリ 2022」(午後2時30分)のMCを務めるお笑いコンビ、爆笑問題が19日、都内で会見した。

次世代のお笑いスターとなる芸人を発掘するコンテスト。爆笑問題は昨年に続いて、2年連続のMCとなる。

太田光(57)が「去年は惜しくも優勝を逃しましたが、今年こそは」とボケると、田中裕二(57)が「司会だから!」とツッコミ。「去年初めて(司会を)やって、いろいろなジャンルの次に来そうなお笑い。単純に面白いので、すごく楽しみです」と話した。

当日の決勝に出場するのはキュウ、サスペンダーズ、さんだる、Gパンパンダ、10億円、ストレッチーズ、ゼンモンキー、竹内ズ、TCクラクション、ネギゴリラ、ハナイチゴ、パンプキンポテトフライ、ママタルト、森本サイダー、わらふぢなるお、の15組。

太田は「僕は全部見てますが、田中は一切(見てません)。予習をしない男ですから」。田中は「15組もいるんですか。見た目が面白いですね。全員優勝しそうですね」と話した。

太田が「ママタルトの大鶴肥満に期待しています。(俳優の)大鶴義丹にぜひ、見てほしい。あと、マーちゃん(元義丹夫人のマルシアのこと)にも見てもらって、ヨリ戻してもらえれば」と話すと、田中は「(復縁は)ないから!」とツッコんだ。

フジテレビで放送されるお笑いコンテストのMCを務めることについて、太田は「楽しくなっちゃう。覚醒剤やってるから(笑い)。『楽しくなければテレビじゃない』の時代に見ていた世代ですから。去年は、どうなるのかなと思っていたけど、ネタが楽しかった。回を重ねていけば、みんなが目指すものになると思う。今年は生放送ですから、来年はゴールデンで。最終的には『ポップUP!』(月~金曜午前11時45分)の枠。そして目標は打倒M-1。(テレビ朝日系で放送の)M-1グランプリの裏でやりたい」と話した。

出場者に対するアドバイスを聞かれると、田中は「僕らも若手の頃にコンテストに出ました。何よりも緊張するので、そこをどうするか。まあ、たいして見てねぇよくらいで」。太田は「とにかくお笑いというのは、その日ウケた者が勝ち。審査員も関係ないよ、と大暴れした方がいい。オレはそいつらをつぶしに行く。司会だろうがなんだろうが一番笑いを取ったやつが勝ちですから。勝負です。ネタの途中でヤジをとばしてやります」とボケた。

フジテレビの次期社長に「夕やけニャンニャン」「とんねるずのみなさんのおかげでした」などバラエティーのトップだった港浩一共同テレビ社長(70)の就任が決まったことに、太田は「また、バラエティーに力注ぐのかな。その割には、フジテレビ使ってくれない(笑い)。フジテレビもパワーをバラエティーに集中させるのかな。ドラマなんてどうでもいい。バラエティー一番のフジテレビになって欲しい。僕らとしては期待が高まる」と話した。【小谷野俊哉】