前田敦子(30)が19日、都内で行われたHuluオリジナルドラマ「あなたに聴かせたい歌があるんだ」(萩原健太郎監督、20日一挙配信)配信スタート記念イベントに出席した。劇中で、アイドルのものまねをする役でステージで歌唱したシーンについて聞かれ「久しぶりな感覚ではありますね。高いヒール履いて」と笑みを浮かべた。

前田は劇中で、人気アイドルのものまねに活路を見いだす島田まさみを演じた。2005年(平17)にAKB48として活動を始め、12年8月に卒業。AKB48の活動の後半に、キンタロー。がものまねを始めたことを踏まえ「普段はキンタロー。さんがやってくれますけど」と笑った。その上で「(撮影現場に)本当のものまね芸人の方が3人、いらっしゃってパンチがある。その人達の才能はすごい…プロだなと思った」と、ものまね芸人へのリスペクトを口にした。

作品にちなみ、後悔していることを聞かれると「中学、高校、もっと楽しめば良かった。中学の時、忙しいフリをして、どうにか行かないようにした。卒業式の時、すごく後悔しまして」と振り返った。その上で「校歌の歌詞が全然、分からなくて、みんな泣いていたのに入れない自分…ちゃんと学生生活を送っていたら、どうだったかなと」と、しみじみと語った。

「あなたに聴かせたい歌があるんだ」は、小説「ボクたちはみんな大人になれなかった」で知られる作家・燃え殻が映像化のために書き下ろした完全オリジナルの物語。