タレント藤井隆(50)が自身プロデュースのカバーアルバム「マカロワ」を発売したお笑いコンビ、フットボールアワーの後藤輝基(47)の才能について語った。29日、東京タワーレコード渋谷店で行われた同アルバム発売イベントに出席。藤井は約3年前に行ったカラオケで原田慎二の「キャンディ」を歌う後藤の歌声にほれ込んでアルバム製作をオファーしたといい「リクエストして歌ってもらったら、すっごい良くて。そこから構想が始まった」と振り返った。

その後は仕事の合間をぬって製作を進める日々。後藤は「地方で舞台をしているときも『今、PVの絵コンテを書いてるよ』とか、細かく連絡をくれるんですよ」と明かし「うちの奥さんよりも僕のことを考えてくれているんですよね」と笑わせた。

藤井も「後藤君のことしか考えてないです」と語り「昔、劇場の入り待ち出待ちとかでファンの方に『キャー』って言われている後藤君を見たことあるし、知っているので。(後藤を)好きだったんですっていう人に、もう1度『キャー』ってうっとりしてもらいたいなと。後藤君のうっとりした成分を存分に出したいなと思いました」と思いを明かした。

カバーアルバムは全6曲でWinkの「Cat-Walk Dancing」、宝生舞の「Carnival」、福永恵規の「ハートのIgnition」、本田美奈子の「悲しみSWING」、篠原涼子の「リズムとルール」、伊藤銀次の「こぬか雨」を選曲。澤部渡(スカート)や奥田健介(NONA REEVES)、KASHIFがアレンジを担った。

藤井は「頭の中にある好きな音楽からしか選びようがなかったのと、一人称を女性にしてみたかった」と選曲理由を語り「でもギタリストの歌が多かったので、やっぱり(ギターが得意な)後藤君のことをずっと考えていたらそうなったのかなと思います」。出来栄えについては「点数はつけられないですが大満足です。後藤君の新しい一面を知ることができた」と語った。

2人が出席したイベントではトークショー&ミニライブ、サイン会も行い、約200人が来場。9月にはビルボードライブ大阪と同横浜でのリリース記念ライブの開催も決定している。