神戸発のアイドルユニット、コウベリーズがこのほど、グループ結成10年の節目を迎え、神戸・チキンジョージで、記念ライブを開催した。

卒業メンバー11人と現メンバー3人の計14人が集合。チケットは発売から3日で完売した。神戸の街をモデルにした「ポートタワー」や代表曲「思い出エール」など新旧織り交ぜた全16曲を、集まった300人の前で披露した。

キャプテンの森島みなみ(23)は「14人バージョンのフォーメーションを考えたのが初めてで、コウベリーズってここまでできるんだ、と思いました。あと、今日ステージに立ってみて、今まではグループをどれぐらい続けるとか考えてなくて、自分の進路としてどれくらいまでやろうかなという感じで考えてなかったけど、コウベリーズっていうグループを続けていかなきゃいけないんだっていうのを感じて、こんなに愛されてるって思ってなくて。10年前のファンの方が来てくれるぐらい、駆けつけてくれる人がこんなにいて、チケットも完売して、コウベリーズをもっと続けていきたいし、広めたいなって、思いました」と話した。

1期生のキャプテン間中芽衣(27)は東京から参加。「10年というのはやっぱり区切りがいいし、自分の中でもアイドルを始めたのがコウベリーズなので、その曲を現メンバーと卒業生とできるというのは、本当に今後絶対ないなと思って、東京から飛んで来ました(笑い)。4年活動して来ましたけど、こんなに、いっぱいのチキンジョージを初めて見たし、まだ忘れられてないっていうことがすごいうれしかったです。私たちも案外、ファンの人を覚えてるんだなとも思いました。コウベリーズに対しての気持ちは強いから、楽しかったです」。

3期生で現在東京で女優として活動する稲岡志織(24)は「私が活動してたのは2年ぐらいなんですが、3期生なので当時は一番年下で一番後輩だったんです。今日は後輩から志織さん、とか、先輩とか言われましたけど、言われたことがなくて、敬語をしゃべられるのもなかったから、自分って先輩なんやって、思いました。今でも芸能活動はしているので、ステージ慣れは割としてます。8周年に出させていただいた時はむちゃくちゃ緊張してたけど、今回は落ち着いてできたかなと思いますね」と安堵(あんど)の表情で語った。