俳優の吉田宗洋(39)が7日、東京・シネマート新宿で行われた映画「呪い返し師-塩子誕生」(赤羽博監督)初日舞台あいさつに登壇。撮影中に「お金がないところが出ちゃった」と笑った。

吉田は劇中で、天道グループの取締役の天道翼を演じた。帝国大学理三卒のエリートで、数多くの女性をもてあそぶ役どころだ。上条さくら役でアナウンサーの役に初挑戦した、女性アイドルグループSAISONのメンバーで元AKB48、SNH48の鈴木まりや(31)から「車とかが豪華でしたね」と聞かれると、吉田は「左ハンドルの車なんですけど…リハーサルの時に本当に、お金のない男が出てしまいますね。女性をエスコートする時、左のハンドル席にしてしまう」と、右ハンドル車の助手席のノリで運転席にエスコートしてしまったと明かした。その上で「『カット、カット、ダメです、ダメです』と」と言われたと笑った。

演じた天道翼については「衣装合わせの際、監督から『ジェームズ・ボンドのような立ち居振る舞い』と言われましたが、台本を読むと底の浅い人間。気に入らないことがあると、子どものようにじだんだを踏む」と説明。その上で「格好良い立ち居振る舞いながら、中身は子ども、という役作りをしたら、この結果」と苦笑した。鈴木は「楽屋ではムードメーカーで、雰囲気をつくってくださった。逆の性格ですね」と笑いながらフォローした。吉田は「イメージ、回復していきますよ。改めまして、いろいろ申し訳ないです」などと、女性の共演陣に頭を下げた。

「呪い返し師-塩子誕生」は都内の賀茂野女子高校が舞台。夜7時7分。オカルト研究会の部員たちが「呪い返し師」を呼び出す儀式を行っていた。不気味な現象に度々襲われる部員・五十嵐奈々子(福永紗也)を救うためだった。清めの塩で円陣と五芒星を描き、願いを記した封書をたき上げると、突風とともに袴姿の呪い返し師の賀茂野塩子(希島凛)が現れる。彼女は奈々子を呪っていた生霊の正体を看破し、たちまち呪いを払う。以後、奈々子たちは呪いに苦しむ人の話を聞きつけては、塩子に呪い返しを頼んでゆく。そし天道グループの御曹司・天道翼(吉田宗洋)の知られざる醜聞を知ることになる物語。

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